フリーランスエンジニアの生活は、会社員のエンジニアと比較して柔軟さがあるのが魅力です。
より自由な生活を送りたいという理由でフリーランスエンジニアになることを検討している人もいるでしょう。実際のフリーランスエンジニアがどのような生活を送っているのか知りたい方もいると思います。
この記事では、現役のフリーランスエンジニアである私が送っている生活のスケジュールやパターンについてまとめたいと思います。フリーランスになることを考えている方の参考になると嬉しいです。
フリーランスエンジニアの働き方の種類

一口にフリーランスエンジニアといっても働き方にはいくつか種類があります。働き方によって時間の使い方も変わるため、ここで簡単に紹介しておきます。
主なものは次の3つです。
- 業務委託
- 請け負い
- 個人開発
業務委託
業務委託として企業と契約しているケースが最も一般的でしょう。私もこの形態で働いています。正確には準委任契約という形式です。
時間で報酬が発生する形が一般的です。月で○時間〜△時間の間で働けば◻︎万円もらえる、のような形ですね。あるいは日数であったり単純に時給で計算する契約もあります。
時間で拘束が発生するので会社員として働いている感覚に近くなります。月の稼働量や働く時間帯はある程度融通が効くので、生活に多少柔軟性を持たせることができます。
請け負い
請け負いは時間ではなく成果に対して報酬をもらう形式です。
時間で契約する形よりも自由度は高いです。成果物を期限までに作成すれば良いため、仕事のスケジュールは好きなようにできます。
個人開発
個人でアプリやサービスを開発して収入を得ることもできます。
一度作ったアプリやサービスが収益を生み続けてくれれば何もする必要はないため、働き方の自由度は高くなります。サービスを運用していくのにはある程度の開発コストはかかるため、完全に手放しとまではいかないかもしれませんが、熱量に応じて融通を効かせられるでしょう。請け負いと同様に時間を拘束されるわけではないため、仕事のスケジュールは柔軟に組めるはずです。
今回は、割合として最も多いであろう業務委託のフリーランスエンジニアに焦点を当てて、1日のスケジュール例を紹介します。業務委託のなんとなくの生活ぶりが分かれば、他のものも想像しやすいでしょう。私自身が業務委託エンジニアのため、私のスケジュールを紹介する形になります。
私の1日のスケジュール

平日の基本スケジュール
10:00 起床
10:30 作業開始
12:30 昼休憩・散歩
14:00 作業再開
20:00 作業終了
私の場合、通常の仕事のスケジュールは大まかには上記のような形です。しっかり寝たいので朝はいつも遅めです。フルリモートのためすぐ仕事を始められます。
昼は1時間〜2時間の休憩を取ってご飯を食べたり散歩をしたりすることが多いです。夜に予定がある場合は休憩を短くして早く仕事を終える場合もあります。
平日の昼に何か予定がある場合は朝と夜に作業することもあります。
10:30 作業開始
13:00 プライベートな予定
17:00 仕事再開
22:30 仕事終了
のような感じですね。
一応毎日8時間働くペースの時間で契約しています。月のトータルの稼働時間が決められた時間を超えていればいいため、柔軟に短く働く日や長く働く日を設定しています。
柔軟にスケジュールを変える
働くスケジュールは基本的に自由に決められます。
そのため日によって普段と異なるスケジュールで働く場合もあります。基本的にいつ働くかは自由です。それでもイレギュラーなスケジュールで働く場合は取引先と最低限のコミュニケーションは取ります。
私の場合は次のようなパターンがあります。
- 通院のため日中3時間くらい抜けて、その分夜作業する
- 10時-14時のように半日分稼働して午後はプライベートの予定にあてる。足りない半日分の稼働は他の日に少しずつ補う
- 朝ゆっくりして正午あたりから作業を開始。夜21時くらいまで作業
というように日によって柔軟にスケジュールを変えます。
また、平日に休んで土日に作業することもあります。
正社員時代よりも自由度の高いスケジュールを組めるのはフリーランスエンジニアとしての利点です。
月によってはゆとりがある場合も
これはおまけみたいな話です。
契約の内容にもよりますが、月に◯時間~△時間働いてください、という形は多いです。
その場合、1ヶ月の平日の日数によって週の稼働ペースが若干変わります。例えば、月曜始まりで31日まである月は、4週分の月~金に加えて、3日追加で平日があります(祝日は無視)。基本的に稼働時間の計算は週5稼働前提であれば8時間×5日×4週となるため、5週目があるとそこは働かなくていい計算になります。
そういった話を考慮して◯時間~△時間というように幅を持たせているのだと思いますが、契約上は下限より多く稼働すれば問題ないですし、契約先が納得する成果が出ているかのほうが重要です。私は毎月同じ報酬だということを考えて、なるべく月によって稼働時間のばらつきが出ないようにコントロールします。そうなると、5周ある月は全体的に少し余裕が出るというわけです。
大した話ではないですが、こういう地味なポイントも押さえておくと生活のスケジュールを組みやすいと思います。
より自由な働き方
上記のスケジュールや生活スタイルは業務委託エンジニアとして活動する私のものです。
フリーランスエンジニアには先述の通り他の働き方もあり、より自由なスタイルの方も多いです。例えば、請負で開発している場合は時間による制限がないため、毎日夜中に働くこともできます。月前半に猛烈に働いて、後半でゆっくりするというようなこともできるでしょう。
業務委託としてフリーランスエンジニアになるのはハードルが低く、スタートとしてはよいと思います。さらに自由な働き方を求めるなら、自分で直接仕事を受けたり、サービスやコンテンツを開発して自分が動かなくても収入が生まれるような状態を目指しましょう。
まとめ

フリーランスエンジニアの生活スケジュールについて紹介しました。
業務委託エンジニアとして働く私のスケジュールがメインでしたが、何かの参考になれば幸いです。
フリーランスエンジニアは自由度高く働けます。私自身、正社員だった頃と比較してかなり自由度が増したなと感じています。働き方を変えていけばさらに自由な暮らしを送ることもできるでしょう。
皆さんがより自分に合った働き方を見つけられることを祈っています!